駄菓子屋になったのは夕方だった。

では、なんで俺が駄菓子屋をやってるんだろうって事なんだけど、ちゃんとしたきっかけがあるんで書いてみますね。たまにゆっくり飲んでる時に聞かれて話したりしてる話ですが——。

もともと、俺は店をはじめる前、引っ越しのバイトなどしながら、オリジナルのTシャツを作って古着屋さんなどに委託販売してもらったり、レコード屋さんに頼まれた柄のTシャツを作って卸したりしてました。

自分で木枠の版を作って、シルクスクリーンを張って、感光機を作って、インクを調合して、Tシャツを仕入れて、図案を描いて、シルクスクリーンの版に柄を起こして、Tシャツに刷って、乾かして、畳んで、付き合いのあるお店屋さん数件に持っていき売ってもらう。そんな事をしてた。

あとは職安に行って日雇いのバイト探して、職安の喫煙所で一服。日雇い仲間の人たちとの談話。飽きたら図書館に行って、図書館の喫煙所で一服。そこでも日雇い仲間の人たちと談話。

バイトに行って、バイト先の飯とか食ってから休憩するとこで一服。日雇い仲間の人たちと談話。社員の人が来たら敬語で談話。

夜は深夜までTシャツ作り。Tシャツ作りには夜にしかできない作業がある。シルクスクリーンの版を感光させるとか。飲み屋の看板を改造して作った適当な感光機で失敗してはやり直しの連続。気がつくと深夜4時になっている。自分も色んな柄のTシャツを作りたいし、レコード屋さんも気に入ったレコジャケの分だけTシャツを作りたい感じ。現代音楽家辺り、ジャーマンロック辺り、フルクサスのや、とっぽいレコードレーベルのロゴなど、あと俺にはよくわからない物を50、60種類くらい作った。部屋にはシルクスクリーンの版を重ねた山が2、3個立っていた。

アマゾン君

どんなの売ってるのか1日見てみたよ。アマゾンは巨大すぎる。俺は今こんなのがほしいね!




ABOUT作者

ジョン

よしぎの店主、駄菓子屋16年目。店では「店長」や「ジョンさん(幼少の頃からのあだ名)」などと呼ばれています。趣味は無し、特技は駄菓子の計算、好きな曲はスーパーマリオのテーマ、好きな色は水色、今年のテーマは根性、漫画喫茶に行って好きな漫画や知らない漫画をたくさん読みたい。今春から駄菓子屋の隣に、レンタルスペース「貸し銀」もオープンしました。よろしくお願いします。