牛丼、じゃがいも

——大淀三千風(おおよどみちかぜ)。芭蕉の頃に仙台市に住んでた俳人、芭蕉より先輩なのかな、スタイルも矢数とか言うスタイルで、一晩で三千句読んだから三千風、たくさん読んだ興行は仙台大矢数(おおかずや)、現代ブルース好きの親父にヘビメタや技術志向のテクニシャンがあんまり歓迎されてないように、芭蕉の詫びた感じが好きなおじさん達に昔からあまり好かれてないのだろう。その存在を知った本でも、ネット上で調べてみてもあんまりよく書かれてない。弟子に「和風けんかし」ってのがいる。

そのあまり人からよく書かれてないところが気に入ったというか、弟子の名前も気にいったつーか、一晩で三千句読むなんてクレイジーだ。そんな人が近所にいたんだと知って、句碑があるらしいし暇な時に行ってみようと思ってたのです。それが大晦日の今年最後の日になって、天気もなかなか晴れている。

交差点を渡るとすぐ国分尼寺って古いお寺がある。中学の時の友達がここの甥っ子かなんかで、誘われてお寺の掃除のバイトみたいなのをした事がある。冬休み中、座布団を5、6枚抱えて、友達4、5人でお堂やら廊下を何度も往復してた記憶がある。当時ふざけたバンドみたいなのをその連中とやってたんで、座布団を運びながらそのバンドの曲を皆で歌ってたのも覚えている。

「どぶーの中で産み落とされて、生きて来たのが腐れ縁ー♪」って歌詞。ブルーハーツに憧れた様な歌詞をその中の一人が作ったんだった。なつかしくて青臭い思い出。楽器ができる人が一人しかいなく歌とベースだけのバンドだったなー。その後にカセットを一本作った。どぶで生まれてないけど、腐れ縁があるほど生きてなかったけど300円で売った。そん時たぶんバイト代とかもらったんだろうけどいくらだったんだろ? 全然覚えてない。

通り過ぎると、おしゃれなつーか、幸せなファミリーが使う事を念頭にデザインされた様な公園がある。バスケットゴールもある。遊具などもなんだか形や色使いがこじゃれている。うーん。住宅展示場の中に作られた公園みたい。作り手が、例えば日曜日のお昼にご家族で、ここにシートを敷いてお弁当でも食べながらお父さんはご長男さんとバスケット、奥さんが生まれたばかりのお子さんを抱きながら眺めてるなんてどうでしょう? と喋りかけてくれてる様なちょっとおせっかいな公園。

そんな公園は他にも日本に沢山あるのだろうけど、ただ気になったのは、この公園の向かいに、先にどっちが出来たのか、もしや一緒に出来たのか、まさにこの公園で遊びそうなファミリーがさも好んで住みそうなマンションが、公園の遊具や手すりと似たような色合いやデザインでお互いを意識するように向かい合って建っている。誰かのコンセプトを感じる。キモい。キモくない。よくわからない。どっちだ……? と思いながら、そこも通り過ぎる。

薬師堂辺りはこの頃、電車が通り駅が出来てそこら一帯が真新しくなった。道路もバスプール付きのバス停、大きな自転車置き場も出来た。薬師堂の隣にはガラス貼りの白い建物も建てたみたい。きっと歴史の古いここ辺りを紹介してるのだろう。その建物の方まで歩かず、その手前を曲がって薬師堂の門の前に立つ。中が見える。大晦日だからなのか、初詣とか関係あるのか、半月後15日あたりにここで行われる「どんと祭」の準備を今から早速してるのか、提灯が、飾りつけがされてある。飾りつけを忙しくしてる人達も見える。

アマゾン君

どんなの売ってるのか1日見てみたよ。アマゾンは巨大すぎる。俺は今こんなのがほしいね!




ABOUT作者

ジョン

よしぎの店主、駄菓子屋16年目。店では「店長」や「ジョンさん(幼少の頃からのあだ名)」などと呼ばれています。趣味は無し、特技は駄菓子の計算、好きな曲はスーパーマリオのテーマ、好きな色は水色、今年のテーマは根性、漫画喫茶に行って好きな漫画や知らない漫画をたくさん読みたい。今春から駄菓子屋の隣に、レンタルスペース「貸し銀」もオープンしました。よろしくお願いします。